Finca La Serranía(ラ・セラニア農園)は、グアテマラの シエラ・デ・ラス・ミナス山脈 (Sierra de las Minas)にあるSan Agustín Acasaguastlánのコミューンであるエル・プログレソ(El Progreso)の地域にあります。
ラ・シエラ・デ・ラス・ミナスは中央の高原から始まり、大西洋岸に向かって広がっており、ある地点では3,000メートル(9,840フィート)以上の高さに達し、濃い湿った温帯の森で囲まれています。また、シエラの最も高い地域では、約10万ヘクタールの保護地域があり、そこは、豊かな生物多様性のためにユネスコによって世界遺産に登録されています。
この農園は、夜にシエラ・デ・ラス・ミナスから下ってくる冷たい湿気のある空気と、日中のモタグア川 (Motagua River) の渓谷から上ってくる暖かい風のために、独特の微気候をもった熱帯雨林環境にあります。LaSerranía農場の標高は、下部1,300 m (4,264フィート)から、上部1,600 m (5,250フィート) まで達し、12月から2月の最高気温は摂氏0度(華氏32度)に達し、3月から5月は、農場の最下部で最高気温摂氏26度(華氏78度)になります。年間降水量はおよそ2,500から3,000 mmです。
コーヒー農園で生まれ、祖先の遺産であるコーヒー生産の品質と環境へのこだわりを追求したペドロ・フェルナンデス(Pedro Fernández) は、1985年に自身の農園を取得し、「ラ・セラニア」 “La Serranía” を設立しました。この農場ではコーヒー以外にも、倫理的かつ持続可能な方法で他の作物、観賞用植物、カルダモン、松の木なども同時に生産しています。
農場の大部分は、下で成長する作物に日陰を与える松の木(Pinus Maximinoi)とIngaの木が植えられており、それらは土壌侵食を防くのと同時に、天然の肥料にもなっています。
この生産地には手つかずの地元の植物相もあるため、農場全体に透き通った水源と地元の動物相を与えています。天然資源を尊重することがペドロの関心事であり、それを将来の世代に引き継ぐことが彼の目的なのです。
La Serraníaは、その高度のために厳密に堅い豆(SHB)と特殊コーヒーを生産しています。La Serraníaで生産されるコーヒーの主な種類は、Catuaí、K7、yellow VillaSarchí、Maragogype、Pacamara、Geisha、Kimono。